課題7

分散並行線形論理プログラミングの枠組に基づいた簡単な分散プログラミング言語のインタプリタを作成する


背景

近年Java等に端を発して、分散言語と呼ばれるものに注目が集まっており それにともない、分散計算の計算モデルがいくつか提案されている。

何故計算モデルを考えるかというと、 簡潔な計算モデルがあることによって、種々の言語に特化したコンストラクトにとらわれず 統一的に型システム、静的解析、実装技術といったものを 議論することができるといった利点があるためである。 例えば、 λ計算は関数型言語の計算モデルとして種々の静的解析や実装技術の 役割を担っている。 小林研究室でもπ計算、HACLといった並行計算の計算モデル を用いて、並行言語と呼ばれるものについて研究を行ってきた。

HACLは線型論理と並行計算の間の 関連から得られた並行計算の計算モデルであるが、 この類推から、様相線型論理と分散計算の間にも関連があることが わかっている。 我々はこの関係をもちいて、様相線型論理に基く分散計算の計算モデルを構築した。 種々の解析、実装技法、またこの計算モデルに基く言語の設計等は今後の課題 である。

課題

まず、様相線型論理と分散計算との関連について勉強してもらう。 その上で余裕があれば、その計算モデルに基く簡単な処理系(インタープリタ)を 製作してもらう。

課題のホームページ

shimizu@is.s.u-tokyo.ac.jp