make ap1000もしくはmake ap1000とすることで得たAP1000用実
行可能ファイルは, 通常専用のシェルスクリプトfap (AP1000用)およ
びfapp (AP1000+用)を使って起動する. このコマンドは, 基本的には
AP1000のホストマシンとfile systemを共有しているホストであれば有効であ
る. いいかえればAP1000でプログラムを実行するためにわざわざAP1000のホス
トにloginする必要はない.
以下
は, fppおよびfappの使用を前提とする. 以下の説明では,
AP1000用のfapコマンドの解説を行なうが, 特に断らない限り同じこと
がAP1000+用のfappにも当てはまる.
実際にAP1000用プログラムをコンパイルし, 実行する前に読者が実際にこの方 法でAP1000プログラムを起動できる環境にいるかどうかを, 診断プログラムを 用いて診断すると良い. 診断プログラムについては 6.2節を 参照せよ.
さて, hello.ap1000がmake ap1000によって生成されたAP1000用
実行可能ファイルであるとする. これを起動するには,
fap hello.ap1000 {\dg\bf {\bf PE}数} 引数 $\cdots$
とする. つまり第1引数に起動したいプログラム名, 第2引数に使用したいPEの
数を指定する. 引き続く引数は, AP1000ホスト用に予約されたもの(AP1000ホ
ストプログラムオプション)を取り除いた上でプログラムに渡される.
つまり,
fap hello.ap1000 {\dg\bf {\bf PE}数}
が, 最小のコマンドラインだが, 実はこれだけではAP1000はプログラムの
標準出力のエコーすら行なってくれない. これを行なうには, AP1000ホストプ
ログラムオプションの一つである-WSオプションを指定する. つまり,
fap hello.ap1000 {\dg\bf {\bf PE}数} -WS
とすることで, プログラムからの出力結果が表示される(おそらくこの場合は
``hello world''と表示されるのであろう).
PE数は1から使用可能なプロセッサ数まで自由に指定することができる.