図3.7に, 遠隔データを読む必要があるときに,
手続きが計算を中断する簡単な例を示す.
まずデータがローカルにあるかどうかを調べる.
もしデータが遠隔にあるならば, その手続きは
コンテキストを確保し, 所有者ノードに要求メッセージを送り,
手続きを中断させるために switch_to_parent
を呼び出す.
後でその手続きが再起動されたときには
そのデータは大域変数 R に入れられるというように
プロトコルが決まっている.
ブロックの前に, スタックフレームのデスクリプタは
SET_THREAD_DESC(
td)
で埋められ,
スタックフレームを保存, 回復するのに必要な情報を
教えるために alloc_ctxt
と switch_to_parent
に
渡される.