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診断初期
本枠組において各診断エージェントは, 平時は, 担当する構成要素の局所診断
と黒板に何か書き込まれていないかを定期的に調べるポーリングを行っている.
システムにある異常が生じると, 診断は以下のようにして始められる.
- エージェントはセンサーから定期的に送られて来る情報を解析してい
る. このときセンサー情報から異常兆候が検出されるとシステムの診断が
開始される.
- センサー情報を解析して得られた異常兆候と, エージェント自身のも
つ診断モデルを用いて, その異常兆候を説明する原因を推論する. このと
きに確かな情報は今得られた兆候だけなため, 生成される推論木は複数存在
する. (もちろん単一の時もある. )
- 推論木が完成すると, その情報を持って黒板を見に行く. ここで黒板
に何も書き込まれていない場合は, 相互診断のプロセスを走らせる.
Mitsubishi Research Institute,Inc.
Mon Feb 24 19:32:21 JST 1997