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一つの tex2html_wrap_inline1082 を求める処理の並列化

これをkに関して並列化したい場合には, tex2html_wrap_inline1516 という検査を 取り除き, そのかわりに重複の除去を, tex2html_wrap_inline1092tex2html_wrap_inline1082 にmergeする 時点で行なうようにする. したがって一つのkに対して一つのプロセッサを 割り当てるのはmergeするオーバーヘッドが大きくなり過ぎる. 実際にはj - i が大きいものに関してのみ, 全体をいくつかに分割し, それぞれの中で割 り当てられた tex2html_wrap_inline1092 たちを求め, その際には上で書いたような重複の除 去を各自で行なっておく. そして最後に, 異なったプロセッサによる結果を mergeする時にさらに重複の除去を行なうことになる. 以下では記述を明解に するため, 全てのkに関して並列化するプログラムを図5.5に示しておく.

figure242

上のプログラムで, tex2html_wrap_inline1082 はmergeをするoutputとしてのみ使われているこ とに注意. その結果, 各 tex2html_wrap_inline1092 を求める処理は独立に行なうことが可能 になる. 以下では主に, kに関する並列化を行なわないversionについ て議論し, kに関する並列化については必要なところで適宜触れることにす る.



Mitsubishi Research Institute,Inc.
Thu Feb 27 10:02:38 JST 1997