もっとも直接的なアプローチは独立局所ごみ集めを割り込み可能にすることである. 独立ごみ集めは定期的にネットワークをポーリングし, たとえごみ集め中でも, 来たメッセージをスケジューリングする. これは原理的にはインクリメンタルごみ集め技術の単なる応用である. そのためのコストは, 追加されるメモリオーバヘッド, ポーリングオーバヘッド, 実装の複雑さである.
このアプローチの有効性はアプリケーションのメモリ要求に依存するだろう. もし各プロセッサが多くの使用可能メモリを持っているならば, インクリメンタルごみ集めによって追加される メモリオーバヘッドは問題にならないだろう. しかし, もしメモリ不足が検出され, ユーザアプリケーションの進行を制限してそれを回復することを ごみ集め器が望むならば, その プロセッサは無反応状態になる. 結局, やはりシステムは 多くのプロセッサがメモリ不足を示したときの 最後の手段として同期ごみ集めを持たなければならないだろう. それは一プロセッサ上のインクリメンタルごみ集め器が, メモリが非常に制限されている場合に 全ごみ集めを持たなければならないのとちょうど同じである.