このときテスト結果と最も整合する の信頼度は次の動的モデルにより 計算される.
この式の弟1項は, 他のユニットのこのユニットに対する意見を総合したもので あり, 弟2項はこのユニット自身の他のユニットに対する意見からくる寄与で ある. 後者は反射効果と呼ばれている.
ここで であり, は によってなされる すべてのテスト集合である. この反射効果は, あるユニットが信頼度の高いユニットに対し異常であると 証言したときにそのユニット自身の評価を下げることに対応している. は時刻tにおけるユニット の信頼度を反映している. つまり(1)式の右辺により, ユニット が信頼できるとする評価が信頼できないとする評価を上回ったとき は正となり, 信頼度が増加する. は この を[0, 1]に正規化したものである. この診断は初期値に1 を与えた後に行われる.