ここで, d-agt(x)は自由変数xが診断エージェントであることを示し, O(x)はxの観測を示す. 直観的解釈は, xが診断エージェントであり, かつ その信頼度が1で無い事が証明されなければ観測O(x)が導かれる. 推論はデフォルトの集合
を与えられた後に始まる. この枠組では, デフォルト論理の公理に当てはまるものがない. 従って 以下の規則を付け加える.
黒板上の推論木(Inリスト)はデフォルト論理の拡張と同等である. 従って 診断結果Eはデフォルトの拡張の定義に習い以下のように定義される.
実際のシステム動きを例示すると以下のようになる(図5.31) . 図は, エージェント2の情報によってOutリストに入っていた推論木``A1''が , 相互診断の結果エージェント2の故障が判明し, Inリストに復帰する 様子を表している.
図5.31: 非単調性