実行例 システムの実行コマンドは以下のようになる.

. /main-agt. sun s1-a1 agt1

引き数の意味は次のようになっている.

• 第一引数で, 診断対象の故障原因を指定する. s1-a1は回路中の 論理ゲートA1の出力線が1-縮退故障している事を示す. 故障の種類はs1-a1, s1-a2, s1-a3, s1-a4の4種類を用意した.
• 第二引数以降では, 指定された診断エージェントが故障していること を示す. agt1はエージェント1が故障していることを意味する. agt1-21全 てを故障させる事も出来る.

以下は出力例である.

 ([S1(X8)]
   ([S1(O8)]
   ([out21=1 3])
 )
   ([S1(O7)]
   ([out20=1 0])
 )
   ([out12=1 1])
 )

この場合, S1-X8(論理ゲートX8の縮退故障)が生じていることになる. ``([out20=1 1])''において, 右側の数字が1なら, その現象が検出された事を 示す. 他, 3不成立, 0不定を各々示す.