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並列プロセッサ上の処理速度の比較実験

本節では並列プロセッサ上の処理速度の比較実験を行なう. この実験は学習をしない同国人エージェント同士の会話モデルのプログラムを 用いて実験をする. 並列オブジェクト指向言語 ABCL/f による, 処理速度に大きく影響を与え る特徴や, 本モデルにおける処理速度に大きく影響を与えるであろうプログラ ムレベルでの特徴を以下に述べる.
ABCL/fの特徴
 
モデルの特徴
 

実験環境は 表5.2 に示す通りである. また, 表5.3 に示すようなパラメータ指定のもとで行なった. パラメータはエージェント数ごとに会話数をそろえるべきであるのだが, 計算 機の能力等の関係で, 多少不揃いとなった. ちなみに, プロセッサ数64とは並列 プロセッサ AP1000 の最大プロセッサ数である.

table298

table307

エージェントの持つ文法は 図5.14 に示すような英語文法 である. 各エージェントはこ の文法セットを共通に持っている.



Mitsubishi Research Institute,Inc.
Mon Feb 24 19:32:21 JST 1997