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実験結果

5.25 の回路で論理ゲートA1のoutライン に1-縮退故障が生じたとする. 診断モデルはS1-A1が用いられる. 実験ではエージェント13が誤情報を流した と仮定し, その推論過程における黒板上の木を出力させてみた. 結果を図5.34に示す. なお, この図はプログラムの出力結果から必要 な情報を取り出してまとめたものである. プログラムの時下の出力結果は付録 参照のこと. 図5.34は, step1, step2, .., step6の順に時間経過している. 注目すべき点は step2-3とstep5-6の処理である. step2の状態で故障エージェント13が誤情 報``out13=0"を黒板に報告し, 本来正しい推論木であるS1-A1を削除して しまう. しかし, step5で相互診断の結果が黒板に報告され エージェント13が信頼できないことが分かると, その観測情報 ``out13=0"は不定情報となり, S1-A1が削除される理由が無くなる. 結果step6 で再びS1-A1が推論されることになる. (非単調性)

figure681

図5.34: 非単調性(実験結果)



Mitsubishi Research Institute,Inc.
Mon Feb 24 19:32:21 JST 1997